ライフルスコープ取り付け方法例

ライフルスコープを取り付ける場合、レティクル(スコープを覗いたら見える十字の線・照準)の垂直線・水平線が、地面に対してそれぞれ垂直・水平に取り付けなければなりません。
当たり前ですが、垂直線を合わせれば水平線も合い、水平線を合わせれば垂直線も合います。ですので、取り付け時にはどちらか一方をキッチリ合わせる事になります。
以下の方法は垂直線を合わせる内容です。

ここで使用しているエアガン&パーツ
銃          東京マルイ ボルトアクションエアライフル VSR-10
スコープ      mojji(モッジ) HORNET(ホーネット) 30TypeU 3-9×40FF
マウントリング   HAKKO(ハッコー) FD-30H
垂直・水平を合わせないと不具合が出る理由は、スコープの上と横に付いているレティクル調整ネジを調整した時です。(画像ではキャップが装着されています)
もしスコープの取り付けが斜めになっていた場合、レティクル調整ネジ上下を回しているのに、微妙に左右にもズレてしまいます。反対に、左右を回した時には上下も微妙にズレます。

マウントリングの下部分は、銃に取り付けて固定しておきます。
まず始めに、銃を固定します。固定といっても仮止めにします。
バイス台とバイスがあればいいのですが、普通の家庭には無いような気がします・・・。
バイポットがあればフロントが固定できます。ストック部分は箱などに乗せて、高さを上手く合わせてください。この方法では中々左右が合わないので、一苦労するところですが、頑張って下さい。
私の場合は、スキー用のバイス台とバイスを使用しています。
ストック部分に挟んでいますが、この銃の場合は曲線で構成されている為、真っ直ぐ挟めません。
そこでもう一個のバイスでトリガーガードを固定しています。トリガーガードは直線部分があるので、結構真っ直ぐ挟めます。
フロントはバイスに乗せているだけです。
取り付け方が悪いとバレルが曲がってしまうかもしれないので、アウターバレルは固定しない方がいいと思います。
銃の仮止めが終ったら、ホームセンターなどで売っている水準器(工具売り場付近で販売されていると思います)を、スコープマウントを取り付けるレールの上に置きます。
この水準器を見ながら、銃を真っ直ぐに固定します。銃を真正面から見て上下に対するズレは問題無いですが、左右は完璧に合わせてください。
マウントリングにスコープを乗せ、マウントリング上部分を仮止めします。
スコープを乗せると、水準器が見えなくなるので銃の水平状態が確認出来なくなります。ですので、この時に銃が動かないように気を付けてください。
もし水平状態が狂ったようでしたら、やり直しです。とにかく慎重な作業です。
スコープを覗き、その先の大体の位置を把握します。
スコープの見えている位置に、重りを取り付けたミシン糸(太い方が見やすいですが、真っ直ぐにならないかも)などを垂らします。糸が他の物に干渉していないかチェックして下さい。宙ぶらりんが理想です。(私の場合は、糸の上部を家の壁にセロテープで貼りましたが)
糸がセット出来ましたら、スコープを覗いて下さい。レティクルの垂直線と糸が並行になるように、スコープの水平を調整します。垂直線と糸が同じ位置(重なる)になると見えずらいです。
位置が決まりましたら、マウントリング上部分のネジを締めて完成です。
以上の調整方法は、マウントリングを取り付けるレールが銃に対して水平に取り付けられているのが前提です。
メーカーもその様に取り付けられる状態に設計されていると思いますが、工業製品の為製品にはバラツキが有るかもしれません。

さらに、バイスにせっかく固定したんですから、その場所で10mくらいの距離が取れましたら、そのまま着弾位置調整(レティクル)もしてね。

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