CRC カーペットナイフ ジェネレーションXL
(Carpet Knife Generation XL)
CRC(Calandra Racing Concepts)

CRC製 1/12電動(EP)レーシングカー
CRCが早くから採用していたサイドリンク方式のマシンで、XLが2009年に発売されました。

バッテリースロットはニッケル水素用に4セル分開いてますが、
1Sリポバッテリーも搭載可能なように作られています。

アメリカ製キットらしく、ネジ類はモーター取り付け以外は全てインチサイズです。
キットにはインチレンチが同梱されています。

前モデルのXと比べて樹脂パーツが増え、コストダウンされています。
国内・海外でも20,000円前後で売られており、非常に安価です。
しかも大きなレースで上位入賞しているマシンです。
樹脂は、あんまり精度が高く無いと思います。
国産のカワダM300などは精度良く仕上がっているので、見習って欲しい箇所です。

日本での購入はkimihiko-yano.netさんで買えます。
フロント回り

アッパーアームのシャフトをネジ4本で固定するようになっています。
締めすぎると動きが渋くなり、また樹脂成型も精度が良く無いので
リーマを通すなどの手間が掛かります。

アッパーアーム側のナックルはGPレーシングカーと同じようなボールジョイントになっています。
こちらも調整・メンテナンスに手間が掛かる構造です。

以上のようにGPカーでは主流の方式なので、
手間を掛ければ良いサスペンションとなると思います。無精者の自分には合わないです(爆)

フロントの車高調整が出来るよう、スペーサーは3種類付属しています。
ここらへんは後からパーツを追加しなくても良いので嬉しいです。
サーボマウントはアルミ製で、樹脂スペーサー付き。
リアピッチングダンパーはオイル漏れが少なく大容量です。

取り付け箇所の変更は出来ませんので、スペーサーを入れるなどして調整します。
バッテリー固定方法はOリングです。大クラッシュでバッテリーがぶっ飛ばないか心配ですが、
グラステープを貼る手間を考えたら楽で良いです。

自分はここがこのマシンの一番気に入っている所ですw
リア回り

トッププレートの開口部が大きく、ブラシレスモーターもすんなり搭載可能。
というよりアッパープレート左側は有りません。
この構造なので大クラッシュするとモーターマウントが曲がったり、
アッパープレートが折れたりします。
だからなのか?アッパープレートは強化タイプがオプション販売されています。
リアピボットボールはネジの締め込みでスルスルにしたりキツメにしたり調整出来ます。

走行を繰り返すとネジが緩んでくるので定期的に締め具合を調整する必要があります。
サイドスプリングはリアプレートに直接当たります。
サイドダンパーはオイルを塗布するチューブフリクションタイプです。
樹脂製マウントで、かなりコストダウンされています。

車高調整用スペーサーもキットに各種入ってます。
モーターマウントプレートの上部は、
アッパープレートと合体して初めてモーター取り付け用ネジが付けられます。
デファレンシャルギア。カーボンシャフトの直径がベアリング内径ギリギリの寸法に作ってあり、
ガタが少ないです。これでデフ精度が上がっているのでは?と思います。
リアは特徴的なX形状の補強板が付いてます。
パッケージ

白ダンボールに表面だけ紙が貼られたシンプルな物です。
地球環境を考えると、こんなシンプルなパッケージが良いと思います。

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